健康食品の輸出について

中国における輸入規制と手続

国家食品薬品監督管理局が保健食品を監督・管理する主管部門であり、企業が第一義的な責任者であるとされ、健康食品ビジネスに参入するための資格がより厳しくなりました。
健康食品の登録、生産経営管理、サンプリング検査、リコールなどについて明確な規定が設けられ、健康食品の宣伝広告も監督管理の対象となりました。
健康食品の範囲については、法律によって許可された特定保健効能を持つ食品、およびビタミン・ミネラルの補充を目的とする栄養素補充剤であることが明確に規定されました。

1、中国国内の認可取得が必要

中国国内で健康食品を販売するには国家食品医薬品監督管理局の認可を受ける必要があります。
主な内容は保健食品の審査・許可の厳格化、GMP(製造管理および品質管理規制)の導入、保健効能表示の自由化、保健食品の許可期限、および再登録制度の新設などです。
国家食品薬品監督管理局から保健食品の認可を受けた後、効能効果表示が可能になります。
許可申請のために提供したサンプルの試験結果が規定の基準を満たし、試験データと所定の申請用紙に中国語で必要事項を記入の上、製造工程、品質規格、分析方法、安定性等の各種資料、内外装の表示内容、関連する国内外の文献等を添付し申請します。
申請が許可されれば商品に「保健食品」のマークおよび許可番号の表示が許可されます。

2、輸入通関前の検疫

税関への輸入申告時に、当該港湾等を所轄する「輸出入検査検疫局」に衛生検疫の申請を行い、貨物の検査と国家標準に適った表示が行われているか否かの点検を受けて、問題がなければ、「入国貨物通関書」(検査合格・輸入許可の帳票)の発給を受けます。

3、税関への輸入申告

健康食品は、検疫以外には税関が細かく審査する事項はありません。
「入国貨物通関書」と通常の輸入通関書類を整えて申告し、所定の関税、増値税等を支払えば、輸入許可となります。
注意すべきは分類番号の判定で「健康食品」という分類はありません。
分類番号によって関税率が変わりますので、事前に輸入業者が税関に相談をして分類番号の確定してください。
関税は貨物のCIF価額に課され、CIFと関税額の合計に17%の増値税が課され、関税と一緒に徴収されます。

4、ラベルと包装容器・表示についての留意点

ラベルは輸入者の指示により日本側の生産者が作成する方法と輸入者が作成して輸入港の指定倉庫でラベルを貼り付ける方法があります。
ラベルは中国の国家標準(GB)である「保健(功能)食品ラベル基準」GB 16740-1997に基づき作成して自己審査をします。
検疫の過程でこのラベルが不合格となった場合には、改めて合格するラベルを作成して指定倉庫で貼り直しをすることになります。

製品の容器包装の表記について
①加工食品の商品名
②原材料名
③製造年月日
④賞味期限
⑤原産国
⑥保存方法
⑦輸入企業名
⑧輸入企業の所在地
⑨輸入企業の電話番号
⑩内容量
等を明記する必要があります。

新たな規定などの施行について

2008年9月にメラミン混入事件を正式に発表後、中国政府は、総力を上げて、食品の安全管理に力を注いでおります。
昨年度施行された「食品安全法」を筆頭に、今後さらに条例や規則が整備されると思われますので、輸出にあたっては、トラブルを未然に防ぐために輸入業者とよく打ち合わせをし、事前に現地の状況をよく確認すること。


食品ラベルの表示については、「商品の表示・外観に係る制度の概要」pdfフアイル を参考にしてください。

中国貿易のことはご相談ください。

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