菓子類製品を輸出

中国向けに菓子類を輸出する際の現地輸入規制および留意点

中国において、菓子類など食品を輸入販売する際は、主に「食品安全法」「中華人民共和国貨物輸出入管理条例」「中華人民共和国輸出入食品ラベル管理弁法」及び食品ラベル関係の国家基準(GB規格)などで規制されます。

食品を輸入する企業は、まず「食品流通許可証」を取得する必要があり、その後輸入港の検査機関による輸入食品検査・検疫をパスして、「衛生証書」を取得する必要があります。

「衛生証書」に関しては、『輸入食品衛生監督検験工作規程』と『出入境検験検疫機構実施検験検疫の出入商品目録』にて、食品を輸入する際に食品は必ず検験検疫を受け、検験検疫に合格後、検験検疫機関から「衛生証書」を交付されます。
輸入企業は「衛生証書」を取得してはじめて、当該食品を販売することができます。

中国輸入時の注意事項

日本から輸出される菓子について、中国の輸入業者から「衛生証明書」を要求されるケースがあります。
中国で輸入通関する際に、輸入港の検査検疫機関や税関に提出するためです。
しかし、菓子を含む加工食品等は日本では「衛生証明書」の書式、発行者、証明内容の詳細等について、日中間で決まったルールがなく、発行もしていませんので一部で混乱が生じています。
「衛生証明書」を巡って不測の事態を避けるには、現地の輸入業者を通じて中国の輸入港の検査検疫局や税関とコミュニケーションを円滑にすることが必要です。

販売時の留意事項

輸入包装食品については「食品安全法」の規定に従い、中文ラベルと中文説明書が必要となります。
食品安全法に、「中国が輸入する包装食品は、中文ラベル、中文説明書がなければならない」(第66条)と規定されています。
輸出者が中文のラベルを作成することが困難な場合、輸入申告時に、各商品に貼るラベル見本を提出します。
それで問題なければ、輸入通関後に保税倉庫で各商品にラベルを貼ります。
乳成分を含む商品は含有量により、注意が必要です。「粉ミルクと乳製品」を参考にしてください。

中文ラベルの記載内容
 ①商品名
 ②原材料(主な添加物を含む)
 ③製造年月日
 ④賞味期限
 ⑤原産国
 ⑥保存方法
 ⑦輸入企業名及び所在地・電話番号
 ⑧正味内容量
  ※乳幼児用に供給する主食・補助食品は、主な栄養成分とその含有量も明示しなければなりません。
 上記の中文ラベルを貼付する。
 基本的には中国国内で販売されている加工食品と同じ規制を受けますので、輸入業者と打ち合わせをしてください。

食品添加物および遺伝子組み換えについて

食品添加物は、「食品添加剤衛生管理法」規定の「食品添加剤使用衛生基準」または衛生部が公表リストで規定している内容に合致していることです。
遺伝子組み換え食品については、衛生部の規定する「遺伝子組み換え食品衛生管理法」に準じて輸入時に承認を受けることとなっていますが、輸入時に承認を受けると輸入を拒否されるケースがあり、事前に確認されることをお勧めします。

着色料の赤色104号や106号のように日本では認められていても中国では認められていない物質もあるので、注意が必要です。

新たな規定などの施行について

2008年9月にメラミン混入事件を正式に発表後、中国政府は、総力を上げて、食品の安全管理に力を注いでおります。
昨年度施行された「食品安全法」を筆頭に、今後さらに条例や規則が整備されると思われますので、輸出にあたっては、トラブルを未然に防ぐために輸入業者とよく打ち合わせをし、事前に現地の状況をよく確認すること。


食品ラベルの表示については、「商品の表示・外観に係る制度の概要」pdfフアイル を参考にしてください。

乳製品に対する衛生証明書の添付

中国国家質量監督検験検疫総局からの要請で、2010年1月1日より、中国に輸出する乳及び乳製品については、輸出国の衛生当局が発行した衛生証明書の添付が必要になりました。

乳製品を輸出する際の必要書類
 ①「食品衛生法」に基づく施設と製品の「衛生証明書」都府県の衛生主管部長へ申請
 ②「家畜伝染病予防法」に基づく製品の「輸出検疫証明書」動物検疫所へ申請
 ③対中国輸出入及び乳製品の取扱概要や書式については厚労省医薬食品局の(食安発1210第1号)
  pdfフアイルを参照。


中国貿易のことはご相談ください。

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