粉ミルクと乳製品の中国向け輸出

粉ミルクなど乳製品の中国向け輸出の際の現地規則および留意点

中国における粉ミルクなど乳製品の輸入販売は、主に「食品安全法」「食品安全法実施条例」「中華人民共和国貨物輸出入管理条例」「中華人民共和国輸出入食品ラベル管理弁法」「中華人民共和国食品ラベル国家基準」等で規制されます。

乳製品に対する衛生証明書の添付

中国国家質量監督検験検疫総局からの要請で、2010年1月1日より、中国に輸出する乳及び乳製品については、輸出国の衛生当局が発行した衛生証明書の添付が必要になりました。

乳製品を輸出する際の必要書類
 ①「食品衛生法」に基づく施設と製品の「衛生証明書」都府県の衛生主管部長へ申請
 ②「家畜伝染病予防法」に基づく製品の「輸出検疫証明書」動物検疫所へ申請
 ③対中国輸出入及び乳製品の取扱概要や書式については厚労省医薬食品局の(食安発1210第1号)
  pdfフアイルを参照。

販売時の留意事項

輸入包装食品については「食品安全法」の規定に従い、中文ラベルと中文説明書が必要となります。
中文ラベルの記載内容
 ①商品名
 ②原材料(主な添加物を含む)
 ③製造年月日
 ④賞味期限
 ⑤原産国
 ⑥保存方法
 ⑦輸入企業名及び所在地・電話番号
 ⑧正味内容量
  ※乳幼児用に供給する主食・補助食品は、主な栄養成分とその含有量も明示しなければなりません。
 上記の中文ラベルを貼付する。
 基本的には中国国内で販売されている加工食品と同じ規制を受けますので、輸入業者と打ち合わせをしてください。

乳製品の品質安全国家基準

食品安全標準には、国家標準(GB)地方標準(DB)業界標準(NY)や企業標準(QB)などのレベルがあります。
乳および乳製品については、中国国家標準化管理委員会が規定する中国食品工業標準があり、その中の乳製品標準(GB)で規定されています。
中国に輸出される粉ミルクや乳製品は、中国政府が定める食品関係規則に適合した製品でなければなりません。

中国政府が定める主な乳製品標準(GB)
 ①ヨーグルト:GB 2746-1999
 ②全脂粉乳、脱脂粉乳、加糖全脂粉乳および調味粉乳:GB 5410-1999
 ③クリーム:GB 5414-85
 ④バター:GB 5415-1999
 ⑤全脂無糖練乳および全脂加糖練乳:GB 5417-1999
 ⑥乳児用調整粉乳:GB 10765-1997、GB 10766-1997
 ⑦乳幼児用調製粉乳および乳幼児用穀物粉乳:GB 10767-1997
上記のように分類され、GB番号により多少の違いはありますが、それぞれ適用範囲、製品分類、定義、理化学的指標、衛生指標などが規定されています。

新たな規定などの施行について

2008年9月にメラミン混入事件を正式に発表後、中国政府は、総力を上げて、食品の安全管理に力を注いでおります。
昨年度施行された「食品安全法」を筆頭に、今後さらに条例や規則が整備されると思われますので、輸出にあたっては、トラブルを未然に防ぐために輸入業者とよく打ち合わせをし、事前に現地の状況をよく確認すること。


食品ラベルの表示については、「商品の表示・外観に係る制度の概要」pdfフアイル を参考にしてください。


中国貿易のことはご相談ください。

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