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中国貿易に関する法律

貿易に関する中国の法律

1. 貿易に関する中国の法律

中国は「中華人民共和国対外貿易法」で、特定状況或いは特定物資については輸出入の制限、禁止措置が実施できることを明記しており、輸出入割当制度、許可証制度による管理の実行、貿易秩序の維持と保護措置を実施することを規定している。

2. 輸出入割当と許可証管理

輸出入を制限する商品については割当または許可証管理を行うことを規定している。輸出入商品の割当は、対外経済貿易主管部門が申請者の輸出入実績、能力などの条件に基づき、効果、公正、公開、公平な競争の原則により分配を行う。WTO加盟後は低関税輸入割当が配布されている。

3. 輸出入業務の許可制度

中国において、商品と技術の輸出入業務は許認可制になっており、貿易業務を行うには、国務院の対外経済貿易主管部門の許可を得なければならない。輸出入を行える権力は、輸出入経営権(貿易権)或いは自主輸出入権と言われる。現在、輸出入業務(貿易)に携われるのは、中央と地方が認可した貿易企業、輸出入権を付与された生産企業、外資系企業(外資と合弁貿易企業を含む)である。輸出入権の自由化は中国はWTO加盟後3年間で自由化することを表明している。

4. 関税制度

中国の関税率は、国務院関税税則委員会が決定しているが、WTO加盟した後、毎年大幅な関税率引き下げを行ってきている。なお、中国の関税率表も「HS条約」に則って、統計品目番号が調整されており、現行の関税率表は日本などとほぼ同じ分類が採用されている。

5. 契約書と実施

品質、納期、価格、支払いなどをめぐって契約不履行やクレーム問題が発生している。国際間の契約であり、日中双方に契約条項の誠実な実施が求められる。そのためにはお互いに納得して履行出来る契約書を作成しなければならない。一般商品の契約書の内容と注意点は次の通り。
○ 契約締結日及び締結地(適用される法律の問題も絡む)
○ 当事者の名称及び住所
○ 商品名(L/C開設に必要な英語名のチェック)
○ 価格条件(FOB CIF などの確認)
○ 規格、仕様、品質、数量(基準を明確にし、紛争を回避する)
○ 衛生基準(食品の場合は、その他の規制にも注意)
○ 原産地(他国産原材料の使用に注意)
○ 梱包形態(コンテナ開梱後の考慮も必要)
○ 輸送方法(特に一貫輸送の場合は明記)
○ 解約(契約解除の事由を確定し、双方の経済責任を明記)
○ 仲裁機関(被申立人の国の仲裁機関を選択する)

6. 商談相手と契約相手

現在、中国側の輸出入契約の相手として認められているのは、「貿易公司」と呼ばれる対外貿易の権限を有する企業だけである。一方、商談相手となると話は一変する。生産者、需要者としてのメーカーはもちろん、場合によって、関係の役人なども同席する場合がある。商談する中で、外貿権の有無、生産能力や技術吸収力、支払い能力などをしっかりチェックする必要がある。

中国貿易のことはご相談ください。

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